将来の輸出商品になるかもしれないカードローン

将来の輸出商品になるかもしれないカードローン

急にお金が必要になることがあります。
収入のあてはあっても、現金がないことがあります。
お金を借りるなら銀行融資でも可能ですが、ちょっと借りたい、すぐに借りたいというケースには対応しにくいと思います。
そうなると便利になるのがカードローンです。
ある調査では、利用割合は30%まで増加しており、借り手も低所得者層だけでなく、むしろ高所得者層にまで拡大しているそうです。
身近にあって、利便性が高く、盛んな広告活動によりかなり広く社会に認知されているようです。
では、このカードローンはいつごろから世の中に出てきて、どうして普及したのでしょうか。
1978年3月にとある都市銀行が販売開始しました。
ただ、利用条件が厳しく、「利用限度額は50万円まで」「返済は3年以内」「銀行窓口へ現金で返済すること」「融資できるのは、上場企業の課長以上」「キャッシング用のカードとローン用のカードを両方必要」というものだったそうです。
その後、すぐに別の都市銀行でも販売開始されました。
ただ、それも現在のものとは少し違い、口座貸越によるもので、普通預金残高がなくなれば、そこからローン開始という商品でした。
その後も、様々な大手金融機関が特色を持った商品を開発し、販売を開始しました。
そして、現在のように大きく普及したのには、利便性と低金利が背景にあるそうです。
日本は治安が非常に良い国です。
そのため、自動販売機が町中にあります。
この治安の良さがカードローンの普及に大きく貢献したようです。
キャッシング用のATMが街角やコンビニにセッティングされています。
さらに銀行系であれば、CD機からキャッシングすることもできます。
このように無人の貸出機が設置できたことから、いつでも、どこでも、借りやすくなったことが一因と考えられます。
もう一つは金利です。
意外に思われるかもしれませんが、日本のカードローンの金利は海外のものと比べてかなり低くなっているそうです。
金融市場が未発達の発展途上国の金利が高いというのは理解できますが、成熟した金融市場のある先進国でも日本と比べると高金利だそうです。
先進国での金融は、規制が緩く、市場の判断を優先するという文化があります。
貸し手にすれば、デフォルトは避けたいわけですので、リスクの高い顧客には高金利を設定できます。
あくまで貸し手と借りての納得によりローンが成立することができるようです。
一方で、日本では国による金融規制が厳しく、上限金利が決められており、超える部分は無効にすることもできます。
さらに、昨今の低金利政策により金利水準は低くなっており、現在では先進国中最低クラスになっています。
この低金利により、低所得者層でも借りることもでき、利用拡大につながり、ローン会社にしても、金利収入が少ないので、利用者数を拡大するためにも前述のようなATMなどの活用による利便性の向上が図られています。
つまり、世界でも稀な低金利、高サービスが成功できているということです。
日本のカードローンはまだ国内商品ですが、近い将来、輸出商品となり、新たなメイド・イン・ジャパン商品になるかもしれませんね。